ディグダグ ゲーム基板メンテナンス

 アーケードでレトロゲームとなれば避けて通れないのがMAMEなどのエミュレーターだ。しかし、「エミュ」と称して蔑まれることが多いように感じる。大きな理由は2つあると思う。1つは、著作権的にグレーな部分があること。そしてもう1つは、チートが可能であること。

キャラクター表示不良 エミュレーターを動かすためにはゲームのROMデータが必要である。ゲーム基板を所有していれば、そのROMから吸い出してデータを得ることとネット等からデータをダウンロードして使うことは情報的に同一であるという言い訳が可能だ。このため、ROMデータを公開しているサイトにしろエミュレーター本体にしろ、「基板を所有していないゲームのROMデータを入手して使うことは違法です」と注意喚起している。それで、ギリギリ最低限のタテマエを保っている。
 だが、エミュレーターユーザーのうちどれだけが実際に基板を所有しているのか?となるともう正直言って「それは触れないお約束」だろう。まして、ゲーム画面が英語版だったりすると怪しいなんてモノじゃない。もちろんマジメに使っているユーザーもいるだろうが、エミュレーターというだけで違法ユーザーではないかと疑いの目で見られてしまうのもある程度は仕方ない。
 また、例え正規なユーザーだとしても、エミュレーターの多くはチートや追記機能があり、ズルいことをやろうと思えば出来てしまう。ズルしていないかどうかは自己申告を信じるしかないのである。最近ではこれを逆用し、堂々と追記機能の使用を宣言した Tool-Assisted という分野も発展しているほどだ。

 そんな訳で、ここではプレイ動画はすべて実機(基板)使用としている。静止画は仕様に忠実なデータが得られる点を重視してMAMEも多用しているが、動画は実機映像のキャプチャーである。
 ところが、何しろ1982年のゲームであり基板も非常に古いものだ。そのため、動作が不安定になりがちだ。そこで、中古基板を安定動作させるメンテナンスを紹介する。

電解コンデンサーの交換

 電子機器の寿命を決める大きな要素が電解コンデンサー。
 いっけん生きているようでも劣化が激しいことがある。
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チップの足を清掃

 カセット方式の家庭用ゲーム機では、端子の清掃はメンテナンスの基本事項。
 基板も同様で、ソケットに刺さっているものは端子が汚れていると動作不良を起こします。
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チップをハンダ付け

 清掃しても表示や動作が不安定。
 最後の手段としてハンダ付けを敢行!
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ケースに収めよう

 多数のゲーム基板を所有しているユーザーの場合、ケースに収めて使用している場合は少ないようだ。主として置き場所の問題だと思われる。しかし、基板収集が目的ではなく少数のお気に入りを大事に使うのであれば、是非ともケースに収めて使用したい。
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ビデオキャプチャー

 せっかくオリジナル基板が動作するようになったら、プレイを録画したいと考えるのは当然。ところが、これが結構大変なのだ。
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 ゲーム基板を買ってきて、不良品を売りつけられたという苦情を聞くことがある。しかし、何十年も経っているレトロ基板は、そもそも相当しっかりメンテナンスしないと完動しないものなのだ。動作が怪しいのは当たり前であって、新品あるいは数年しか経過していない製品と一緒にしてはならない。自力でメンテナンス出来ないのであれば、レトロ基板に手を出すべきではない。
 もっとも、安定動作させられなくても心置きなくエミュレーターを使えるというメリットはある。

 

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