ケースに収めよう

 

 基板剥き出しで通電するのは論外であり、当然ながら適切なケースに収めねばならない。だが、適切なサイズのケースを探すのもかなり苦労である。
 側面板に、コネクター引き出し用の切れ込みを入れる。

 しかし本当に厄介なのは、スペーサーを床板に取り付けるためのネジ穴開けである。
 コネクター引き出しの切れ込みは位置やサイズが少々ズレていても問題にならない。それに対し、ネジ穴は正確な位置に開けねばならない。だが、突出したパーツ等があり基板をピタリと床板に当てて位置を決められない場合、位置合わせは至難となる。
 これはこの基板に限らず、一般的に非常にありがちなことだ。

 4つの穴のうち最初の1つだけは、少々位置が狂っても構わない。ある程度位置を決めたら、まず1つ目を開ける。スペーサーは4脚とも取り付けた状態にしておく。

 1つ目の床ネジ穴にスペーサーをネジ止めする。それを回転軸として基板を回し、向きを合わせる。
 最初のネジ穴と対角線のスペーサーの位置を、テープで型採りする。

 見ての通り、スペーサーは六角柱だ。

 この中央にドリルで穴を開けるのだが、型のど真ん中にピタリと開けるのが結構難しい。最初にポンチで一発叩く必要があるだろう。ドリルはかなり滑る。ある程度掘削が進めば問題無いが、初期の掘削がオオゴトだ。
 いつもこのドリルずれには悩まされる。

 何とか2つ目のネジ穴が開いたら、またスペーサーをネジ止めする。対角線2カ所が止まれば基板の向きは決定し、残る2本のスペーサーも位置をテープで型採る。

 やることは単純だが、床板のネジ穴を開ける作業時は基板を外しておかねばならない。型採りや仮止めだけでなく、外す行程も入るため実際はかなり煩雑。
 それでも箱は組み上がり、基板は綺麗に収まった。

 思った以上に基板は発熱する。夏場は空冷ファンが欲しいほどだ。緩衝剤につつんだまま使用するのは基板に悪い。また、パーツに余計な外力が加わるのも動作不良の原因となる。筐体を製作すれば信頼性も安心感もまるで違う。

 真冬なのに基板が熱暴走した。CPUを始めとしてかなり発熱が激しいものがあり、ケース内部に熱が籠もってしまう。本来ゲーム基板は縦置きで運用するものらしい。横置きの場合は、ケースを開けておいた方が安定する。しかし、根本的には縦置きにした上でファンも設置すべきだろう。
 縦置きにするとスペーサーの強度などが不安なので、現状は使用時にケースを開け、使わない時はケースを閉じて基板を保護している。ケースを開けるようにしてからは暴走していない。

 

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