ガングリップの製作

 

 ベース銃のマルイUZI (エア・コッキング)を分解し、筐体だけ取り出す。左上にはレーザー銃に不要なエアガン的パーツが見えている。
 銃の下に敷いてあるのはコの字型のアルミ板。レーザー銃の胴体となる(背骨かな)。

 グリップ部分だけを切り出す。
 グリップ芯に使う厚さ5ミリ幅3センチのアルミ板を用意。穴の開いた黒い板は、カメラ用のアクセサリから切り取った。同じく厚さ5ミリで、三脚穴が開いている。

 厚さ5ミリのアルミ板同士をハンダ付け。
 アルミは普通のハンダでは付けられず、専用の特殊なハンダが必要だ。ガスバーナーで400度近くまで加熱しなければならず非常に大変。垂直から5度ほど傾いて付いてしまったが、とても付け直してられない。
 ただ、小さな接触面積で強度を確保する必要があり、アングル&ネジ止めやエポキシ接着も無理っぽかった。

 苦労して底板を付けたのは、レーザー銃を三脚にセットしたかったからである。この底板の有無で使い勝手がとんでもなく変わるはず。

 グリップ芯にネジ穴を開ける。底板に一番近い穴はハンダ付け部分が盛り上がってスペーサーが付かないので、少し脇に5ミリスペーサーを付けてある。
 写真では見難いがスペーサーの1センチほど手前にもネジ穴がある。

 グリップ芯がグリップにピッタリはまるよう、5ミリ角材を接着。

 グリップにグリップ芯を仮ハメして、グリップにネジ穴を開けているところ。
 上の写真のように先にグリップ芯の穴を全部開けておき、その後で現物合わせでグリップ側のネジ穴を開ける。

 市販品であれば設計図を厳密に作ってからそれに合わせて加工するのだろうが、ハンドメイドではどうしても現物合わせになる。
 従って、公開してる写真ではキットを組むようにすいすい組み立てているようでも、現実にはその前段階で各パーツや穴を加工するのに大変な手間暇を掛けている。

 グリップカバーが閉じるように、ネジ頭を削って低くし更にカバー側も削ってある。言うまでもなく恐ろしく手間だ。

 モノを手作りすると分かるが、こういう地道な加工に最も根気と時間が必要となる。理論的に実現可能なことが分かっていて頭の中では完成品のイメージが確固と存在しても、それを実体化するのは大変だ。
 ハンドメイドで一番大変なのは実体化であり、パーツを用意して完成したつもりになってはいけない。

 出来てからモノを言え、ということだ。

 グリップに30ミリのネジを通し、5ミリのスペーサーをセット。
 底板に一番近いネジにはスペーサーが付いていない。

 グリップ芯をハメて、10ミリのスペーサーで固定。
 写真では2つだけにワッシャーが差してあるが、実際は5つ全部に装着する。
 トリガー用スイッチの入る部分は切り抜いてある。

 トリガー用スイッチを接着。
 グリップセフティー用スイッチも用意。

 グリップセフティー用スイッチが入る部分を削る。
 何でもない細かな部分の手間が大変。

 グリップセフティーの位置関係。
 マルイUZI ではグリップセフティーはダミーだが、レーザー銃では活かす。一方でサムセフティーは省略した。小さなスライドスイッチで3回路独立のものが売っていればサムセフティーも付けたかったのだが・・・

 グリップを握ってグリップセフティーが押し込まれると、スイッチが切り替わる。

 もう一方のグリップをかぶせて、モナカ完成。
 しかし、やっぱりネジの出っ張りが邪魔なので、スイッチに削りクズが入らないよう保護した上でせっせとヤスリ掛けせねばならない。
 当然ながらグリップカバーも・・・ああ面倒臭い。

 グリップセフティー用スイッチの本固定。
 ホットボンドで十分。

 グリップカバーをかぶせて、完成!
 グリップセフティーを容易に押し込めるよう、厚さ5ミリのゴム板を付けた。
 内部空間の不足から、サムセフティーの取り付けを断念。
 電源スイッチを3回路独立にせねばならないのが非常な制約。プッシュスイッチにしろスライドスイッチにしろ、3回路独立の製品が殆ど無いのだ。

 代わりにグリップセフティーは有効だが、使い勝手の上からはサムセフティーの方が良さそう (;_;)

 こうして完成したものだけを見ると、どれほど手間が掛かったか想像できない・・・

 

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