励起レンズの製作

 

 

 安価でそこそこの性能のカメラパーツを用意すると、偶然すべてケンコー製となった。
 コリメートレンズとして使うのはポジ用の9倍ルーペ。レンズをLDに固定するためのネジとしてステップアップリングを使用。

 ルーペのゴムパーツは不用なので取り外す。

 レンズをテープで保護し、ルーペ台を短く切り詰める。
 レーザー光の漏洩を防ぐため、0.5ミリ厚のアルミ板で遮光板を製作。接合部が重なって厚くならないよう、端をヤスリで斜めに削る。

 

 アルミ板を内面に接着。

 43ミリ→49ミリのステップアップリングを接着。

 

 

 レーザーの内面反射を減らすため、黒塗料を使う。
 しかし、反射が減る=吸収が増えるのであり、普通の塗料や遮光ビロードでは燃えるかもしれない。レーザー光の一部だけが当たるとは言え、元の光出力が桁外れである。そこで、耐熱塗料を使う。
 見ての通り、ストーブやバーベキュー台に塗るためのものだ。何と700度まで耐えられる。ちなみにアルミは660度で溶ける (^_^;)

 今度はレンズの土台側を作る。

 49ミリ→52ミリのステップアップリングに、円形アルミ板をハメ込み接着。厚さ3ミリのアルミ板から切り抜いて製作した。励起用レーザーが通る穴を開けてある。
 プラモデルやキットなら単純なパーツだが、自作するとなると大変な手間である。フルスクラッチのハンドメイドは、写真1枚の作業に何日も掛かることが珍しくない。

 例によって耐熱塗料で処理し、励起用LDに接着。右側のトリガーガードに乗せてあるのはレンズ。

 耐熱塗料が乾燥するにも、強力エポキシが硬化するのにも、24時間は掛かる。
 つまり、平日の夜に接着作業をしたら翌日の夜まで放置し、また作業して放置・・・という感じでやっている。だから、なかなか製作が進行しない。

 最後にレンズをネジ込む。
 2つのステップアップリングがかみ合って、がっちり保持される。励起レーザー光が漏洩することもない。
 数十ワットのレーザーが1ミリ以下に集光する。

 レンズの前方、レーザー銃の先端部分は交換可能なプレートになっている。
 つまり、バッテリー駆動で携帯可能な数十ワットのレーザーパワーの使い道を自由に決められるのだ★

 励起レーザーの焦点付近に短焦点レンズ1つ置いて平行光線に戻してやれば、熱線銃となる。ゴキブリ焼き殺す位は朝飯前だろう。もっとも、実際に使ったら壁が燃えて火事になりそうだ(汗)
 YAGレーザー共振器を置けばYAGレーザー銃となり、グリーンYAG共振器を置けばグリーンレーザー銃となる。

 

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