砲塔旋回装置の製作

 

 単に砲塔が回転すれば良いってだけなら、砲塔旋回装置の製作は容易である。4chキングタイガーの場合は最初から旋回装置が付属している。
 しかし、BB戦車となると話は違う。これまた単にBB弾が飛び出せばそれで良いなら苦労はしない。ちゃんと狙いを付けてちゃんと当てることを考えると、砲塔旋回装置にもそれなりの性能が必要となるのだ。

 

旋回装置

砲塔旋回装置土台砲塔の土台  砲塔旋回装置の土台として、厚さ1.5ミリのアルミ板を使用。長さ12ミリのスペーサー6本でシャシーの底に固定する。3本は4ch版砲塔旋回装置オリジナルの穴を使い、他の3個所は独自に穴を開けた。
 砲塔バスケットは直径104ミリの銅円筒(実は茶筒)で、底面を3個所のベアリングで支え、スムーズな回転を保証。回転軸の太さ4ミリのネジは中央に細い穴を貫通させてある。なぜ穴を開けたかと言うと、回転接点のエナメル線を通すためである。
 このネジは砲塔バスケット底面にセットしたベアリングにハメることになる。
 こうして、水平方向の荷重も垂直方向の荷重もベアリングで受け、姿勢によらず小さな力で滑らかに砲塔が旋回するように工夫。
 また、両サイドは厚さ1ミリのステンレスL字金具で補強し、砲塔基部の剛性を確保している。
 実車では車体上部で砲塔の荷重を受けるが、模型ではプラスチックの取り外し式な車体上部では剛性が確保できない。
 そこで、シャシーにしっかり固定した土台で支えることにする。
 砲塔バスケットの底面には見ての通り排水溝の蓋を使用 (^_^;)
 直径95ミリ、厚さ2.3ミリである。
 旋回動力には永久回転改造したサーボを使用。両面テープで床板に接着してある。斜めに床に刺さっている3ミリネジは、ベルトのテンションでサーボが浮き上がるのを防ぐためのアンカーである。斜めなのはわざとであり、工作ミスではない。
 ベアリングを配して慎重に組み立ててあるので、サーボ1個で十分な旋回トルクが得られる。
 砲塔バスケットは銅の茶筒で、バスケット底面に先の排水溝蓋を接着してある。側面には両面テープでゴムを貼り付け、ビニールテープで補強してある。
 このゴムにラジコンカーの動力伝達ベルトを巻き付けてサーボの回転力を伝える。
 砲塔バスケットを土星の輪のように取り巻く透明プラスチック板は、砲塔の根元の隙間から入り込んだ砂などを受けるためのものである。
旋回動力

 

回転接点

回転接点パーツ  細長い妙な円筒が回転接点。外径4ミリの真鍮パイプを9ミリの長さに切断し、内面にエナメル線をハンダ付けした。これを内径4ミリのアクリルパイプで接続&絶縁している。
 左上に2つほど見えているのが、この回転接点と接触する小型モーターのブラシ。両側の端子をエナメル線で一緒に繋いでいる。これで円筒形の回転接点を挟んで接触不良を防ぐ。もちろん接点グリスはちゃんと塗る。エポキシで固めて固定&絶縁&保護してある。
 左下に写っているのが砲塔の回転軸。回転接点のエナメル線を通す穴が分かる。
 右上に写っているのは砲塔バスケット底面を受けるベアリングの1つ。
回転接点完成  銅の茶筒で作った砲塔バスケットに据え付けられた回転接点。こう書くと簡単に組みあがったように聞こえるが、大変な難工事だった。ほぼ構想通りに組みあがった時には自分でも感動してしまった。
 底面にくっついているエナメル線はGNDである。砲塔バスケットと旋回装置床のアルミ板は全部まとめてGNDになっている。
 接点はモーターブラシによって両側から強く挟み付けられているが、何しろ回転軸のすぐ傍だから回転抵抗は余り大きくない。これがこのトーテムポール型回転接点の自慢である。
 まあその分上に突き出すのが邪魔ではあるけど。
 これにより、砲塔を幾らでもぐるぐる回転させつつサーボ3系統を独立に砲塔内で利用可能となる。砲身上下、BB弾発射で2系統は必要。もう1系統は予備である。照準用レーザーのスイッチかなぁ?
シールド  最終的にはアルミホイルを巻き付けてノイズシールドとした。
 マスキングテープで回転接点を巻いた上から被せただけの簡易構造で、いざという時は容易に剥がせるようになっている。

 

動作試験

 砲塔旋回装置の試験風景。プロポはX−3810で、同機の有線テスト機能を使用。砲塔が滑らかかつ遊びなしに旋回するか、旋回速度は微調整し易いか、旋回させつつ3系統のサーボがきちんと動くか、をチェック。
 最初はGNDの接触不良で、回転接点を介したサーボがブルブル震えて焦った。
 何とかテストは成功し、これでいよいよシャシーに組み込めるぞ・・・となってから気付いた。組み込まずにこのまま砲塔バスケット上に砲塔を製作して行った方が作業がし易いじゃないの!
 かくして当分車体は放置されたままになりそうです(汗)。

 

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