KHUTI 2000

 

 ロチェスがまたフルモデルチェンジ。ミレニアムモデルはクタイ。
 例年ロチェスは4月にならないと新モデルを投入せず遅いんだけど、今年は5月まで発売されず何やってんだ状態。ライバルメーカーの製品はとっくに発売されていて、思い切り売れ行きも悪いらしい。
 だが、実際には素晴らしい出来になってます。

エンブレム クタイ2000
 遂に無難なSK8を使うようになってしまった。5thで最も人気の薄かったのは黄色だが、クタイでは白の人気が薄そう。この紺クタイは多分一番人気が出るんじゃなかろうか、クタイの中では。そういう無難なのを買ってしまうとは・・・
 踵のエンブレムは、付いているのと付いていないのがあるので、買う時に確認しましょう。
 本題には関係ないが、シャフトやネジが 5th では黒かったがクタイでは銀色になっている。黒いフレームでは目立つ。写真はウィールを外してあるが、55ミリが標準で付いている。インパラが62ミリで 5th が58ミリだったから、どんどん小さくなってるなあ。ベアリングは普通のABEC5が付属。

 

柔らかいクタイ  クタイの特徴は周知の通り、その異常なまでの柔らかさにある。何しろSK8を履いてバックルをしっかり締めた状態で、ストレッチが出来てしまうのだ!
 タンの抵抗はゼロに等しい。アリウープ系のトリックでは強烈な威力を発揮する。だが、人によってはバックルが当たって痛いようなので、試着時に確認すること。
 エアーの時にタンの反発力を利用出来ないため、跳び方によってはエアーが低くなる。
 また、横方向の倒し易さも異常。クタイでトップサイドが掛からないようならトップサイドやるのは諦めろ!ってほど曲がる曲がる。
 この柔らかさを使いこなせればクタイは最高のSK8となる。これほど柔らかいSK8は他にないからだ。逆に使いこなせなければ最悪のSK8となってしまう。
 自分は最高のSK8だと思うけど、誰にでも無条件で薦められるSK8ではない。
 クタイを買うべきなのは、アリウープ系大好きな人、どうしてもトップサイドが出来ずに悩んでいる人、そして基礎スケーティングの修行をしたい人・・・ってところ。
 クタイは足首が曲がりまくるが、アイススケートの貸し靴とかフィットネス系のブーツとかのような不安定感はない。
 正確にスケーティングして正確に力を加える限り、クタイは超安定している。グラつくことは全くないし、足を取られることもない。エアーの着地にも不安はない。だが、いい加減にスケーティングしたり足先をコネたりすると、アッという間に足を取られる。
 つまり、クタイを手懐けようと頑張れば、自然に正確なスケーティングが身に付くのである。だから、敢えて初心者に薦めるのも良いかなって気がしている。

 

 クタイも 5th 同用にフレーム&ソールが交換式になっている。そこで、両者のフレームを取り外して並べた。
 上が 5th で下がクタイ。全く同じじゃないかと思えるほどそっくりだ。フレームの高さや幅、ソールの幅、ネガティブの幅・・・いずれも 5th とほぼ同じと考えて良い。
 材質も恐らく同じ。つまり、物理的な基本性能は 5th と同等と考えて良い。5th 慣れしていれば違和感はないだろう。
 何と、クタイのフレームには 5th Element と刻印してある!
 クタイの武器はシェルの恐るべき柔らかさにある。ソールの広さなんてのは行き着くところまで行ってしまったのであり、ここまで広くなってソール掛からないのはスケーターの方が悪い。
フレーム比較
クタイフレーム  クタイの交換フレームは 5th と微妙に異なっている。爪先寄りに1ミリほど出っ張った丸い部分があるが、5th では全く出っ張っていない。
 踵寄りにもちょっとした突起があるが、これも 5th には無い。
 数ミリの微妙な違いでしかないが、実際にクタイを履くと 5th とは僅かにソールの狙いがズレる。
 このため、5th から履き替えた当初は、自信を持って入れたソールが外れて焦ったりした。
 慣れてしまえば別に問題はない。あのFATTYのように極端な違いがある訳じゃないんで。
 5th という刻印まで付いているのに、5th とクタイの交換フレームに互換性はない。
 実は側面の形状がまるで違っている。
 上が 5th で下がクタイ。
 クタイの方が側面を高い位置まで覆うようになっている。恐らく側面の磨耗が激しかったので強化したのだろう。
 だが、このせいでクタイのフレームを 5th に付けようとしても無理。もっとも、ソールの広さや早さが変わらないのだから、無理にクタイフレームを 5th に付ける必要もない。
 ただし、クタイフレームの方が工作精度がアップしている気がする。5th では新品時にウィールが固くてフレームから抜き差しするのが大変だったが、クタイでは苦労せず抜き差し出来た。
フレーム側面

 

紐  タンを太らせる改造が大流行したが、クタイでは最初からタンを太らせた状態で売られている。これも柔らかさに貢献している。
 また、紐を通す穴が丸っぽい金具に変更された。このために紐を締め易く緩め易く、しかも容易に切れない。
 5th ではエアーの着地ですぐ紐が切れてしまい、幾ら交換しても切れるので諦めて切れたまま使っていた。
 しかし、クタイは切れ難いので助かる。

 

バックル バックル
 バックルが分離式になって非常に便利。
 調整部分と引っ掛ける部分が分離しているため、一度自分に合わせて締め具合を調整すれば、ワンタッチでバックルが締められる。毎回締め具合を確認する必要がない。
 靴紐も扱い易くなったため、10秒あれば両足脱ぐことが出来る。

 

表紙に戻る / SKATE に戻る