ファイナルファンタジー7

 

 FF7をプレイしていて多くの人が感じると思うのですが、移動できる場所とできない場所が分かりにくい。シナリオでハマるよりも「そんな所に移動できるとは知らなかった!」でハマる方が多い(^_^;)
 これについては、FF7インターナショナルでは改善されています。まだFF7やってないって人は、インターナショナルを買った方が断然良いでしょうね。それ以外にもオマケディスク1枚付きとか、ウエポン2体追加とか、エンカウント減らして経験値その分増やしたとか、いろいろ遊び易くなってます。マニュアル表紙

 奇麗過ぎるグラフィックで分かりにくいってのはFF6時代からあったことだけど、FF7で問題なのは、画面外に移動できるか移動できないかが非常に分かりにくい。片っ端から画面外に出ようと試してみるのでは、その間もどんどん敵とエンカウントします。

 なぜ、こんな作りになってしまったのか?

 RPGってのは本来、ゲームキャラの視点でプレイするものです。しかしFF7は映画的な画面アングルを使っているため、プレーヤーは観客の視点でプレイすることになってしまいます。
 だから、キャラが本来はっきり見えているはずの視界がプレーヤーには見えない

 美麗グラフィックは仮想現実感を生むのには結構有効です。じっさい、建物の中など比較的キャラ視界とプレーヤー視界の乖離が少ないものでは、本当に気持ち良く白昼夢に浸ることができます。
 今回は容量制限がなくなって街が個性的なので、通常のRPGより遥かに世界のあちこちを放浪して回ってるんだという気分が得られます。

 FF7の手法も楽しいけど、マリオ64のような真の3D空間でFF7みたいなプレイをやってみたいのも事実。
 とまあここまで考えて思い付いたのが、「RPGにもリプレイを」ということなのです。

 この場合のリプレイとは、レースゲーム等のリプレイです。
 ゲーム中はドライバー視点でプレイしているんだけど、完走した後は外部のカメラ視点でリプレイを楽しむ。観客の立場からすれば軽快なカメラワークで迫ってくれた方がクルマの迫力が出ます。

 特にFF7みたいなシナリオ重視、見せるRPGの場合は、クリアした後でクライマックスシーンのプレイぶりを30分位に編集したリプレイ画面で拝むことができればかなり凄いんじゃないかなと。

 ついでにある程度プレーヤーがリプレイを編集できれば盛り上がるでしょう。シナリオ重視型RPGは1回クリアするともう後はやることがない、という状態を打破するのにも使えます。

 64DDなんか行けそうなんだけど、こういうことを任天堂が考えてくれないかなあ。マリオカートのゴーストを何百もセーブしておいて、なんてのじゃ余りに発想が陳腐だし。

 CD−ROMほどではないけど結構容量使えるし、なにより長いパッド操作情報を蓄積するだけの書き込み容量と高速アクセスあるし。
 マリオ64の技術を使って完全3D空間RPG、ハデハデなのを作って・・・そう言えばマリオRPGのN64版製作スタッフ募集してましたね、以前。エアリス最後の戦い

 FF7についてあれこれ言われています。シナリオが意味不明だの、エアリス忘れてティファに走るだの、ナナキの幼児退行だの・・・
 しかしそういう数々の不満を吹き飛ばす圧倒的パワーがあるのも事実です。イベント部分だけでも映画数本分あり、見所多数。
 これまで登場した全てのRPGの中で、FF7ほど多くのセーブデータを保存したいと思ったものはありません。

 その昔、パソコンのドラスレ英雄伝説は60カ所もセーブでき、さすがに外部記憶使い放題のパソコンは違うよなあと思いつつ、60カ所あってもそんなに利用しないぞ、と感じたのも事実です。
 しかし、FF7ではセーブ60カ所ではとても足りません。もうそれだけでFF7の別次元の内容の濃さを示すのに充分でしょう。

 FF8への期待は更に盛り上がります。
 ちょっと怪しい機器だけど、プレステのメモリーカードの内容をフロッピーにセーブできるものが売られています。大量のメモリーカードが欲しいFF7に、それより大量に欲しくなるはずのFF8を考えると、非公認周辺装置の中でも珍しく「買い」だと言えるでしょう。

 

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