FDKコンバーター

 FDKCWWD03320-SD01はサーバー用の強力なDCコンバーターである。秋葉原に転がっているものとは比較にならない。
 ホームページでは法人にしか売ってくれないかのような印象だが、実際には個人にも売ってくれる。連絡取って銀行振込を行うと郵送してくれる。自分が買った時は@3500円だった。

 現在は後継機種に変わっている。メーカーページでチェックのこと。

 単3電池と比較すると大きさが分かる。
 これで20アンペアも流せるのだから凄い。
 ただ、使用方法はホームページ見てもはっきりしない。恐らく、プロにとっては常識なのだろう。となれば他社の類似品と同様ではないか?・・・という感じで使用方法を解明した。

 これが基本的な使い方。CWWD03320-SD01の基本出力は3.3Vである。3.3Vでいいのであれば、外付け抵抗等を使う必要はない。ただ、恐らく外付けコンデンサーは必要だ。必要ない機種であっても、コンデンサーの付加により電源品質はアップする。

 ピンク色の場所に抵抗を入れると、3.3Vより低い電圧を出力できる。実験すると、

抵抗値 出力電圧
10KΩ 2.1V
20KΩ 2.5V
30KΩ 2.7V
50KΩ 2.9V

 という感じになった。約3V以下で使いたいのであれば、100KΩのボリューム使うのが良さそうだ。
 注意点として、抵抗0Ωでは仕様下限1.5Vより電圧が下がり、DCコンバータに負担が掛かる。ボリュームを使用する場合、少し回して0Ωにならないようにしてから電源を接続すること。

 オレンジ色の場所に抵抗を入れると、3.3Vより高い電圧を出力できる。実験すると約1.3KΩで5V出力となった。PICやサーボを動かす場合、5KΩのボリュームを使用して5Vに近くなるよう調整すると良いだろう。
 5V以上の出力も可能だが、仕様上は5Vまでなので5Vまでで使った方が良い。

 残った1つの端子は、GNDに落とすことで出力を停止出来る。
 最大20アンペアともなればスイッチを取り付けるのも大変である。わざわざパワーMOSFETなど使う必要がなく便利。

 注意点として、複数のDCコンバーターを同時にON/OFFしたい場合にこの端子を1本にまとめてはならない。各DCコンバーターごとに物理的に分離されたスイッチでGNDに落とすこと。

 

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